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フィギュア工場スタート! 中国にマスクを持ち込みました【工場稼働編 前編】

どもどもー!

中国東莞市でフィギュア工場を経営している大吉くん。 10日ほど前に、マスクがないから(実際にはマスクだけじゃないけど)工場をスタートさせることができないという話を取り上げました。

 

【前編】

www.best-luck.work

 

【後編】

www.best-luck.work

 

ブコメやコメントで暖かいご声援をたくさんいただき、とても心強かったです。 おいらはワル吉とは違うから、「わん!」で済ますことはしません。 皆さま、ありがとうございます! 

 

本記事は上のブログカードの続編的要素も含むので、事前に目を通しておくとスムーズに読むことができます(^q^)

 

工場スタートの許可が下りる

先行して工場入りし、工場スタートの要件を次々とクリアしてくれる工場長と組長たち。 そしておいらも日本でのマスク調達というミッションを無事クリアし、地方政府の検査を受けるだけの状態になりました。

 

そして去る2月17日、地方政府の役人が工場を訪れ、要件をすべて満たしているかチェックが入りました。 その時点で不足しているのはマスクだけ。 日本から2日後(19日)に2,500枚のマスクがハンドキャリーで届く旨を伝え、証拠としてWeChatでのやり取りと実物画像を提示してやり取りしたとのことです。

 

不備があるのに許可を出し、後にそれが元で騒ぎになったら大問題になるため、役人のチェックは細微に及んだようです。

 

結果は……

 

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工場スタートの許可が出ました━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

許可が下りればすぐに生産が可能ということなので、五分の二ほどのワーカーさんしか戻っていませんが、翌18日から稼働させることにしました。 そして19日にはトランク一杯にマスクを詰めたパグが現地入りしています。

 

フィギュアの出荷前検品の業務がないので、滞在は2日間だけでしたが、現地の状況を自身で見聞することができたのは大きかったです。 防疫対策が末端の集落レベルまで徹底しており、ぶっちゃけ今の日本にいるより安全だと感じました。 どういうことかはこのシリーズで書いていきます。

 

羽田空港国際線ターミナル(第3ターミナル)

2月19日の早朝、羽田空港に到着しました。 国際線ターミナルの人の数は、明らかに平時より少ないです。 そりゃー、そうでしょう。 羽田から飛び立つ国際線には、中国・韓国路線を中心に運休・減便したフライトがたくさんあります。 今のこの時期に好き好んで中国や韓国に旅行する人はいないでしょうから、やむをえず飛行機に乗るビジネスマンくらいしかいません^^;

 

中国行の便は、自動チェックイン機は使用できなくなっていました。 当然でしょう。 チェックインカウンターで行き先が中国だと伝えると、おでこに当てる検温器で体温が測られます。 他はいつもと同じです。

 

出発間際までJALのラウンジで過ごしましたが、ガラガラでした。 いつものこの時間帯だと人がいっぱいのカオス状態なのですが、実に快適でした♪ って、これは不謹慎でしたね、ごめんちゃい🐾

 

そして搭乗時もいつもと同じです。 違うのは圧倒的に人が少ないことでしょうか…… さすがに中国線なので、全ての乗客がマスクを付けていました。 ノーマスクの勇者はいませんでしたねー、まーそれは勇気とは言わずに蛮勇でしょうが(^q^)

 

JAL87 羽田⇒広州 機内

ガラガラです。 2003年のSARSの時に、乗客10人という体験をしているのですが、その時よりは多いのでむしろ驚きました。 日本と中国との結びつきは、17年前よりは強まっており、渡航を政治判断で経たれない限りは行くしかない人も多いのでしょう……

 

いつもと変わらないサービスを提供してくれる客室乗務員にも心を打たれました。 このご時世、できれば誰だって中国路線には乗りたくないでしょう。 機内は乾燥した密封空間なので、ウイルスにとってはある意味楽園です。 搭乗毎に殺菌消毒を徹底したところで、無発症感染者が乗ってくれば感染リスクは高まりますし、何よりも精神的ストレスがかかります。 サービスに従事している皆さま、お疲れさまです! そして、ありがとうございますm(_ _)m

 

機内映画で時間を潰すことにし、『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)が前回途中までの視聴だったので、その続きを観ました。 ピエロ、こわーい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

続いて続編の最新作『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(2019)を視聴。  ピエロ、超こわーい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

広州白雲空港

はい、決まり文句の登場ですね、ガラガラでした。 こんなに閑散とした広州空港は初体験です。 まずは検疫があります。 自動検温レーンを通過し、問診票を渡すだけです。 特に何も聞かれませんでした。

 

続いて入国手続きです。 中国の入国手続きは、普段であればまず何も聞かれません。 200回以上中国に入国していますが、問答があったのは今回が初めてでした。

職員「どこに行くの?」

大吉「東莞市です」

職員「滞在期間は?」

大吉「2泊です」

これだけだったけど、新鮮でした。。。

 

マスクを大量に詰め込んだトランクと段ボール(新開発の原型)を受け取り、通関です。 そこで、マスクを持っているか聞かれました。 実は「空港でマスクを没収されたー、気をつけろー」みたいな情報がWeChat上で出回り、憶測が憶測を呼んでデマが飛び交うようになっていました。

 

正直に2,500枚のマスクを持ち込んでいることと、工場のワーカーさんが使うことを伝えました。 数量と用途をきんと申告できれば、なんら問題ありません。 話の流れで理解したのは、転売ヤーだと判断されると没収されるのかなーと・・・ 悪質転売ヤーか個人利用なのかはある程度見極めていると思います。

 

いつもは出口で工場のドライバーが待機しているのですが、車で待機しているよう伝えておきました。 カートを押すだけなので、わざわざ心理的負担をドライバーに与える必要もないという判断です。 いつもは混雑している駐車場もやっぱりガラガラで、空港から出たすぐの場所に車を止めて待っていてくれました。

 

笑顔で二言三言交わし、工場に向けて出発! 大分長くなったので、続きは次回に持ち越します♪ 

 

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チャンチャン^^/ 

 

≪2020年2月26日追記≫

【工場稼働編 中編】をアップしました。

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≪2020年3月1日追記≫

【工場稼働編 後編】をアップしました。

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≪2020年3月7日追記≫

【工場稼働編 完結編】をアップしました。 

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