どもどもー! 大吉でーす🐾
前々回、前回と2回にわたり、中国留学に至った経緯と留学中の生活をお届けしてきました。
【大吉 中国語習得編 前編】
【大吉 中国語習得編 中編】
1年間の中国語漬けの留学から帰国し、 その後どのように語学力を維持・向上させて行ったのかを【後編】で語る予定ですが、間に一つ息抜きで番外編を挟みます。 要らないって? まーまー、そう言わずに読んでやってくださいまし。。。
中国の小学生が6年間で習う漢字は4,718字
中国と言えば漢字ですね。 日本のように平仮名や片仮名はありませんが、恐ろしい量の漢字を駆使して言語を成立させています。 覚えなければならない漢字がどれくらい多いかというと、中国の小学生は6年間で実に4,718字を学習します( ゚Д゚)
一年生700字、二年生1,254字、三年生1,001字、四年生727字、五年生637字、六年生399字、合計4,718字……
凄まじい量ですねぇ。 中国汉字知多少从小学到高中 - 百度文库から引っ張ってきた画像をペタっとな🐾
中国の漢字は「簡体字」と呼ばれ、日本の漢字と比較するとかなり簡略化された文字がたくさんあります。 小学一年生の漢字からいくつか例を上げてみると、
無 ⇒ 无
長 ⇒ 长
飛 ⇒ 飞
馬 ⇒ 马
鳥 ⇒ 鸟
車 ⇒ 车
書 ⇒ 书
網 ⇒ 网
橋 ⇒ 桥
蟻 ⇒ 蚁
ってな感じですね。 小一にして「蟻」という漢字を学習するのがすごい^^;
漢字がずらーっと貼り付けられたのを見て、本記事から離脱しかけた人、手を挙げてー✋ ちなみに日本の小学生が6年間で習う漢字は1,006字です。 日本の一年生で学習する漢字が80字に対し、中国の一年生は700字( ゚Д゚) ヤバすぎますね…… 日本の常用漢字が2,136字なので、たかがそれくらいの漢字量でヒーヒー言っていてはいけませんね^^;
中国語を習得するのに効率がいい方法
中国語を習得するのに効率がいい方法はたくさんあります。 もちろん机に向かってつまらないテキストで基礎を勉強するのは必須ですが、大吉が実践して効果を感じたものに、
- 問題集を解く
- 単語帳を覚える
- テレビを観る
- 映画を観る
- 電話する
- 漫画を読む
- 旅行する
- 中国人と交流する
- 中国人と交際する
- 中国人と結婚する
が挙げられます。 ちなみに数字が下に行くほど効果が増します♪ 1と10では千倍くらい威力に差があるのは、語るまでもないでしょう(^.^)
列挙した全てを紹介することはしませんが、今回は【番外編】として、6の「漫画を読む」を取り上げてみます。
漫画ドラえもん(哆啦A梦)
おいらが留学中、そして帰国してからも積極的に活用したのが漫画でした。 それなりの語学力がついていないうちは、ぶっちゃけテレビや映画を観るのはキツイです。 もちろん観て理解できる部分があるのは否定しませんが、分からない部分はそのまま流れて行ってしまって、観終えた後に復習しづらいのが難点です。
もちろん録画した上で、停止&再生ボタンを駆使して何度も視聴すれば効果が上がるのは間違いありませんが、おいらにはあまり適合しない学習法でした。 今はネットで簡単に動画が観られる時代なので、昔より効率よく利用することは可能ですけどね。。。
その点漫画は個人的にはしっくり来る学習法でした。 分からない単語は辞書を引きながら読み進められるので、分からないまま終わりということもありません。 もちろん最初は分からない単語だらけで、最初の頃は見開き1ページを読み進めるのに、30分くらいかかるページもありました^^;
199X年、上海留学中に購入した『ドラえもん(哆啦A梦)』の漫画画像を貼り付けてみます。 現在も所有している漫画で、スキャナで取り込みました。 ペタっとな🐾
©藤子・F・不二夫
『大雄与小恐龙』 出版社:吉林美术出版社
原作は『大長編 のび太の恐竜』ですね。 大長編ドラえもんシリーズの記念すべき1作品目です。 1冊5.95元は、当時としては高いです。 正規版権を取得しての出版なので、仕方がないでしょう。 小数点第2位の「分」(1分=0.01元)が流通していたのよねぇ、この頃は……
順番が逆転しちゃいますが、最終ページのクレジットタイトル。 きちんとコピーライトの表記があります、念のため。
見開き1ページ目。 ドラえもん、中国では「机器猫(機器猫)」で浸透しちゃいました。 日本、韓国、タイ等世界各国のお友達たちは、みんな「ドラえもん(哆啦A梦)」と呼ぶから、「ドラえもん」と呼んでくれたら嬉しいと語りかけています。 実際のところ、ある程度歳をとった世代以上は、機器猫で認識しちゃっていますけどね……^^;
以下、漫画の画像を見開き5枚分引用いたします。 引用の目的は、中国語の学習に漫画を取り入れると効果が上がりやすいという説明をするためです。 擬音にも全て漢字が当てられており、この辺をしっかり身に付けて行くのは少々骨が折れるのですが、漫画だと比較的スムーズに学ぶことができます。
引用については文化庁がガイドラインを定めており、
[1]引用する資料等は既に公表されているものであること、
[2]「公正な慣行」に合致すること、
[3]報道、批評、研究などのための「正当な範囲内」であること、
[4]引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること、
[5]カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること、
[6]引用を行う必然性があること、
[7]出所の明示が必要なこと
上記の基準を満たせば引用が可能です。 本記事での引用に関しては、
- 公開されている漫画なので問題ありません。
- 合致していると認識しています。
- 中国語学習の一つの手段を語る上で、正当な範囲内だと言えます。
- 漫画の利用が中国語の上達に一役を担う事、擬音にスポットを当てて構成しており、主従関係は明確です。
- 引用符号を使い、枠で囲っています。
- 画像があることにより、分かりやすい説明となっています。
- ©藤子・F・不二夫/吉林美術出版社と明確にし、クレジットタイトルも載せています。
との認識です。 引用に該当していれば著作権者の許諾は不要なのですが、その解釈を巡っての見解の相違は人の数だけ存在します……
引用であれば、営利非営利は関係ありません。 しかし、見解の相違でパクリと噛みつく相手がアレなことを言い出す(やり出す)のも面倒なので、
当記事にアドセンスの広告は表示されないように設定しておきます(ΦωΦ)
中国語の擬音は全て漢字
前置きが長くなりましたが、進めて行きます。
漫画の出だし。 もちろん全部漢字です。 ある程度学習してからでないと厳しいのは仕方がありません。
ドラえもん: 哆啦A梦
のび太: 大雄
しずかちゃん: 静香
ジャイアン: 胖虎
スネ夫: 小夫
ピー助: 皮皮
ピー助誕生のシーン。 「咚」「嚓嚓」「啪」のような擬音を勉強するのに、漫画は最適です。
お約束のしずかちゃんの入浴シーン♪ 「哈哈哈」は「ハハハ」、「啦啦啦啦」は「ララララ」ですね。 「扑通」で「ドスン」、「咕啦咕啦」で「グラグラ」となります。
クライマックスシーン。 「轰隆」の擬音は「ドカーン」。 「呜呜」は警報音の「ウーウー」、「呼啦」で「ヒラヒラ」ですね。
最終ページ。 「噼」は「ピィー」となり、ピー助の喋り方(鳴き方)全般に当てられていました。 擬音は口編を使うことが多いので、知っていると重宝します。 大長編ドラえもん - Wikipediaシリーズは面白いよねー。 全て中国語の漫画でも読みました。
今回ブログで取り上げようと思って本巻を手に取ったら、ついつい読み入ってしまいました。 日本語の漫画を読むのとあまり変わらないスピードで読めたので、「ぉっほー、おいらも進化してるじゃん!」とテンションが上がった次第であります(^.^)v
前回が8、今回は6に触れました。 7、9、10が気になるって? どうしよっかなー? 気が向いたら書くかも知れません。 それでは皆さま、益々素敵な自粛生活を(^_-)-☆
チャンチャン^^/