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ワル吉、23年ぶりに岳王廟(杭州)を訪問し、秦檜夫妻を激写する

グヘヘヘ☠

 

吾輩はパグである。 名前はワル吉様だ💀 


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しかし、この座り方は疲れるのぅ・・・ 吾々パグ族は、肢体を美しく投げ出したパグ座り - Google 検索という貴族的な座り方がテンプレだ! 吾輩クラスになると、一応普通のお座りもできる。 まー、アホな人間どもがご馳走を献上しに来る時だけ、形だけ従ってやることにしている、グヘ☠

 

先日の杭州出張中に、2時間ほど空き時間が取れたので、岳王廟に行ってみた。 宿泊したシャングリ・ラ杭州から徒歩5分という素敵なロケーションだったから、スパッと訪れてチャチャっと冷やかして帰って来るのにちょうどいい(ΦωΦ)

 

シャングリ・ラ杭州の「おまんま」については、既に吾輩がレビューしておいた。www.best-luck.work 

www.best-luck.work

興味のあるお利口さんは読んでおくと、ますます吾輩にメロメロになるはずだ、グヘ💀

 

23年ぶりの岳王廟(岳王庙)

実は岳王廟、23年前に訪れたことがある。 どんな所だったかはすっかり記憶からデリートされちまっているが、秦檜夫妻の辱められた姿だけは脳裏に焼き付いている。

 

岳王廟(岳王庙)

岳王廟 - Wikipedia

岳王庙(浙江省杭州市岳王庙)_百度百科

場所: 浙江省杭州市西湖区北山路80号

入場料: 25元(2019年12月1日現在)

 

「岳王廟とはーかくかく」、「岳飛がーしかじか」は一切省略。 語ったところで大半のヤツらはつまんねーだろうし、興味があって知っているヤツらは既に知っている。 そういう場所だ、グヘ💀

 

一応入口正面だけは写真を撮っておいてやったので、貼り付けておく。
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中に入ると、バカでかい岳飛の塑像や、岳飛の右腕だった張憲の塑像が出迎えてくれる。 ところがハイクオリティーフィギュアや工芸品を見慣れている吾輩にとっては、出来の悪さに悪態の一つでもつきたくなるようなクオリティ・・・。 彫刻のバランスがおかしいし、造型もいまいち。 彩色もはみ出ししまくりだ、グヘ💀  うおっと、そういう視点で観光する場所ではないな、失敬。

 

一通り見て回るが、吾輩の尻尾はピクリとも動かず。 つまらねー・・・ 岳王廟という名称なので岳飛とその息子、岳雲の墓があるのだが、まあ墓だ。 特筆すべきことは何もない、グヘ☠

 

秦檜って何よ? 

ではなぜ、今回わざわざもう一度岳王廟に来たのか? それは秦檜夫妻と対面するためだ!

 

中国で岳飛と言えば、知らないヤツはいない。 『三国志』の関羽と並び立つ、中華民族の英雄だ。 関羽同様に神格化され、信仰の対象にまでなっちまってる。 ちなみに吾輩は神さまは信じるが、胡散臭い信仰(宗教と置き換えてもよい)とは無縁だ。

 

引っ張り過ぎたな、そんでもって秦檜だ。 あー、秦檜を語るの面倒くせー!知りたきゃggrks すげー端折って簡単に説明すると、

  1. 北宋という漢民族の国が、女真族の金という国に滅ぼされる(1127年)。
  2. 北宋皇帝だった父ちゃんや兄ちゃんたちは捕まって拉致されるが、9男高宗は南に逃走して南宋を建国(1127年)。
  3. 兄・欽宗(正統)を金が返してやると言っても、高宗は拒否( ゚Д゚)
  4. 高宗は金軍の南下を恐れ、和平派に傾く。 1138年、和平派を代表する秦檜を宰相に任命し、金国と和睦する(毎年銀25万両と絹25万疋を金にプレゼントするという屈辱的な内容)。
  5. 主戦派である岳飛と対立。 1141年、民衆から圧倒的な支持を得ている岳飛を、嘘をついて呼び出し捕縛。 そのまま殺害・・・
  6. 秦檜に対する非難は止まなかったが、徹底的に弾圧。 その手は民衆にも及ぶ。
  7. 専権を極め、66歳で死亡(1155年)。

まー、こんな感じ。 自業自得と言っちまえばそれまでなんだが、人に好かれる要素は皆無。 すがすがしいわぃ( `ー´)ノ

 

ってなわけで、中国人に一番嫌われている歴史上の人物だ。 どれだけ嫌われているかというと、岳飛の墓の前に半裸に剥かれた罪人姿の秦檜夫妻の銅像が作られるほどだ。 この銅像は何度も取り替えられているらしいが、その理由がこれまた凄まじい。 訪れた人々が蹴飛ばしたり、唾を吐きかけたり、小便をぶっ放したりしたからだという。

 

死んだら極悪人でも仏さんになる文化と、死んでも許されずに死屍に鞭打つ文化、前者の方がいいのぅ・・・ 銅像にされて何百年も辱められるのなんて勘弁だわぃ。 まー中国4千年の歴史なんて言っても、王朝が違えば支配民族も異なるし、日本とは比較にならないほどの大量の血が黄土を染めている。 死生観が異なるのは当然だし、そこに単純な二元論を持ち込むつもりは毛頭ないけどな、グヘ☠

 

23年ぶりに秦檜夫妻と対面する

ほーら、簡単に説明するつもりが、↑↑↑こんなことになっちまった。 ダルイわぃ・・・ ではサクサクと行くかの。 メインイベント、秦檜夫妻との再対面だ。 しっかりと激写してきたので、刮目してみるべし、グヘ💀


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秦檜の部下だった万俟卨と張俊。 最初はなかったのに、追加されちまったらしい。 万俟卨は岳飛の取り調べを行い、張俊は岳飛と敵対した秦檜派の軍人だ。 つくべき人物を間違えるなよ、という教訓にするといい、グヘ☠


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メインディッシュ。 秦檜夫妻。 一身に「恨」の捌け口にされてきたからか、霊感ゼロのおいらでも異様な空気に凍てつく・・・

 

ここで足を止め、スマホで撮影する観光客が実に多い。 ツアーのガイドもここで客に講釈をぶっている。 英雄岳飛の塑像や墓よりも明らかに人気を博している^^;

 

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折角なのでズームイン!


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「唾はき禁止」のプレートが掲げてある。 さすがに現代中国人は唾を吐いたり、ましてや小便をかけたりなんてことはしない。


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側面からもパシャリ。

 

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どうせなら徹底的に寄って撮影してやる。 デコの修理跡が適当なのはワザとに違いない。 ガムを吐きつけられたのかと勘違いさせる仕事っぷりが、その哀愁を更に一段高みへと引き上げている、グヘ💀


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アングルを変えてパシャリ。


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背面画像も行っとくかのぅ。

 

ここまで秦檜を激写したサイトは他にないであろう。 何なら岳王廟さんのオフィシャルサイトで使ってもらっても構わないぜ、グヘ、グヘ、グヘヘヘー☠

 

当初は大吉に語らせるつもりだったんだけどよ。 色々と重い内容になっちまうし、仕方ねーから吾輩が請け負ってやった。 もうお腹いっぱいなので、今世での訪問はこれで十分だ。

 

来世だって? 冗談抜きで何百年後もありそうだから笑えない。 できれば地球は卒業し、パグ星の王子として転生したいものだ、グヘ( `ー´)ノ

 

グヘヘヘヘー☠